すふのスイカ牧場

えんえんと。つらつらと。

ついに好きなバンドを語ってしまおうかの会 #1 「僕を成す原動力」

 

 

 

どうもすふです。

 

 

はい。やってしまいました。こういうオタク語りブログは絶対書かねえとか思ってたんですけど「書いてみて」って言われたらまぁ邪険にするのもねぇ。ということでオタク語りのお時間です。

 

 

 

記念すべき(なんでしょうか。)第一回は

 

 

 

ASIAN KUNG-FU GENERATION

 

 

です。

 

 

 

何も考え無しにかっこいいんですよ。バチバチのギターサウンドに文学的歌詞。オルタナティブを地で行くバンド。てか俺よりも知ってる人多いよね。僕より年上の界隈の人はもろ世代ってやつじゃないですか?正直羨ましい。今僕が「こんなものがあったのか!」っていう気づき方をしてるものを皆さんは「新曲」として心待ちにしていたんやから。

 

 

 

なんでかわからないんですけど、僕は今はやりの、802でヘビロテをとるようなバンドよりも90~00年代のバンドたちが好きみたいで。アジカンはその中の代表格です。気づいたらCDを借りてきていた。見事に落ちた。

 

 

 

説明がしやすいので軽く僕の音楽遍歴を見てみると

小5、自分でサカナクションをみつけて聞き始める

中2.CDをなけなしの小遣いで借り始める

高1.さらに深いとこまで調べ、ラップも始めたおかげでHIPHOPもきくように

今、自分でも整理できへんくらいの数バンドが好きで頭が痛い。

という風になっていてアジカンはちょうど小5から中2の間に知ってその時はまだ「リライト」のバンドでした。高1にはもうぞっこんでした。

 

 

 

この「リライト」という楽曲が大きく有名になったのは、アニメのタイアップっていうのがもちろん大きな要因だと思う。「リライト」はアジカンにおけるメジャー曲だ。

 

 

 

『お前(バンド名)好きなの?何の曲が好き?』

 

 

 

という相手の詳しさを見る、隙あらばマウントをとる気が満々な質問にメジャー曲で返すのはなんとも邪道というかもうしわけなさを感じる人が多いと思うんです。僕もある程度のバンドに関してはメジャー曲を答えては、そう感じてしまうことがあります。

しかしいつになってもアジカンで一番好きな曲って聞かれたら

 

 

 

「リライトかな。」

 

 

 

そう答えるんです。

 

 

 

だってこの曲「僕に似てる」から。

 

 

 

『もう一回人生やりなおして~』

 

 

 

なんて会話、一回はしたことあると思うんです。自分めちゃくちゃあるんですよ。幼稚園の頃、たまたまふざけたボケをかましてみたら、それをしかけた女の子が泣いちゃって、しかもその子お母さん同士が仲いい子で、その辺をなんとなく察しながら、怒られた僕は泣きながら「そんなつもりじゃない」と連呼し号泣。挙句の果てに涙をふいたティッシュの枚数が彼女のものを抜いていたり。そんな情けない幼児のいざこざに始まり、今に至るまで、「あそこでセーブして別ルートたどってみて~」なんて思うわけです。

 

 

 

でもそんなことできないなって知ったうえで今まで生きてきて。何となく決まってる明日の予定とか、そんなんじゃない誰もわからない予定とは言えない未来は『こうであるべき』という「尊厳」と『こうしたい』という「自由」で矛盾している。じゃあさ、せめて嫌な思い出だけでもなんとかしたい。もう自分の限界が見えてきてるから。でもそんな自分のことが大好きな僕の部屋に去年のカレンダーがあるように、限界以外何も見えてない。日付なんてもうないんです。過ぎてしまったものは変わらないって自覚するんです。

 

 

 

最初の歌詞の自己解釈です。前を見据えることもできてないし後ろを後悔するほど度胸もない。そっからサビに続いて。

だから過去を「消して」「やりなおして」

くだらない「やりなおしたい」とかいうアホみたいなことだって

忘れたい記憶じゃなくて忘れたくない記憶を、そんな「存在感」ある記憶を。

そしてそっからの「起死回生」

こうやって考えてる時間が次の「原動力」だから。

そこに全身全霊をぶつけていけ。

そう思えたらどんだけええやろね。

 

 

 

違うとか好き放題言ってくれて構いません。中学の頃にきいてその時の僕がそう思ったことを今ここに書いてるだけやから。てか今更変えれないんですよね。ロックンロールの初期衝動の時の感覚って。書いてる今ずっとリライトをリピート再生してるけど。だから意固地でもこうだと思います。って言います。

 

 

 

いっぱいやりなおしたいな~って思ったって、できないのは流石にわかる人間には育ててもらえたし。でもやりなおしたいな~なんて思えるのって、実はとっても素敵なことなんです。情けなくないんですよ。「やりなおしたい」って思えるってことは「次は同じミスはしない」ってことですよね。成長出来てる証やん。そう思うんです。そしたら「やりなおしたい」って思わなくて済むように、「やりなおせる」って思える力が次の「僕を成す原動力」なんです。

 

 

 

そんな人間的な弱さをここまで文学的に昇華して歌われたらさ、ましてくっそかっこいいサウンドでさ、そしたら乗り越えれたんやなって感じがして。それってめっちゃかっこいいなって。それこそ ASIAN KUNG-FU GENERATIONの魅力じゃないかなと思います。

 

 

以上、【第一回 ついに好きなバンドを語ってしまおうかの会】でした。

いかがでしたでしょうか。

知らない人、気になったら聞いてみてね。

知ってた人、わかるで、とかそういう解釈もありやなとか見てもらえると有難いです。

 

 

 

またどこかで。

(第二回の予定、あります。)