すふのスイカ牧場

えんえんと。つらつらと。

変身

 

 

 

別にカフカの話をする訳では無いですし、この文が皆さんの目に見えているということは僕が異形にならずして生きているということです。安心してくれよな。

 

 

ところで、皆さんは通勤通学にどれくらい時間をかけていますか?徒歩、チャリ、車、公共交通機関、自家用ヘリ。答えは様々になると思いますが僕は金持ちではないのでヘリには乗れず電車を三本乗り換えて1時間ちょいかけて大学に通っています。

 

 

 

電車…別にあなたのことが嫌いじゃないの…でもあの時間帯のオッサンと老人と意識高い系OLのマナーの悪さがはんぱないの…(偏見)偏見に近い事実、満員のどさくさに紛れてパンプスで足を思っきし蹴られたり。おれを八つ当たりに使うな!と切れてもよかったのですが、俺も急いでるし満員やしそっと心でしばく程度で済ましました。次はしばく。

 

 

 

そんな人混みに流されて、流されたくないと人より早く歩いてたら前にいた喧騒の一部になってたり。いつまで経ってもパーフェクトな無表情で電車を乗りこなすことは出来ない。

 

 

 

でも僕には武器がある。

 

 

 

「音楽」 です。

 

 

 

以前はロックについてえんえんと語りましたがそうではなく。どうやら僕は音楽がないと生きていけない体になっていて、という話です。 最初の例に加えて、声がでかいのに彼氏のイチモツの話をする女や、電車で英会話通話レッスンをする女、畑仕事をして土を落とさずつめつめの席に座るおばさん(全て経験談)がいたり。何故かわからんが人より変な人間に遭遇してる気がする。

 

 

 

じゃあせめてと電車を自分だけの空間に近づけるために、音楽が僕を守ってくれてる。そしたらいつの間にか音楽が手放せない装備になっていました。

 

 

 

こっからはいい話をする。 音楽を聞いてる時の自分を外から見たら敏感な人には変なやつに見える。 僕は「変身」してるから。 BPMの早めなアガる曲を聞いているとき、僕はどうしょうもないやんちゃ少年でめちゃくちゃかっこいい…って思いこむ。そんで電車じゃなくても音楽を聞いている時、堂々とスニーカーを前に進められる。例えるなら音楽というヒーロースーツを着ている気分になる。

 

 

 

ORIGINAL LOVEとかJAMIROQUAIとか今の子聞かんやろなぁニヤニヤって感じの曲を聞いている時、例えば駅のホーム。残り電車が来るまで5分ちょうど、iPhoneをおもむろに触り 、お気に入りの曲をタップする。ポケットに手とiPhoneをしまって、前を向き、じっとして最高に決まっていると思い込む。気分は雑誌の表紙。

 

 

 

音楽は僕の武器。変身した姿、スーツ。僕みたいな弱い人間が生きるための力。ありがとう音楽。

 

 

 

そんな人間がワイヤレスイヤホンを失くしたというのはまた別のお話。くそっ。 以上自分の音楽という存在に対しての独り言でした。

 

 

 

またどこかで。