すふのスイカ牧場

えんえんと。つらつらと。

2020上半期俺的名盤紹介のコーナー

ここんとこ連夜連日2時間睡眠とかやってたおかげでえらいやられてますすふです。

 

 

 

お久しぶりにブログという形でみなんとお話するんですけども今回は名盤紹介のコーナーです。

 

 

 

そもそも名盤ってなんだ?!ってとこから始まるんですけど、定義としてシンプルに売れた…ってのも基準だとは思うんですが何より捨て曲が無いとか、アルバムとして洗練されたような印象っていう聴き終わった時に何となく得るものが基準だと思っています。

 

 

 

元々好きなアーティストでもリピート率の低いアルバムやすこしだれてくることってあると思うんですけどそれがなかなかないようなアルバムは十分名盤とまでは行かなくとも良盤と言えると思います。

 

 

 

そしてこのブログは僕のブログなので僕の聞いた中での名盤を紹介します。世間的に売れたアーティストの聞いてねえのかよ!ってなることはそんなにないのですが自分に刺さらなかったらそれは俺的名盤では無いので悪しからず。

 

 

 

では早速一枚目

 

 

 

thaw/くるり

 

 

 

未公開曲を収録し1枚に完成させたアルバム。くるり聞く人は彼らかいかにアルバム芸人であるかはわかると思うんですが今回もです。

 

心の中の悪魔でまず引き込まれるというより覗きたくなる風景が出てきて、ジャケットの街のような夜道を1人で歩く夢を見てる感覚に落ちていきます。そして4曲目「チェリーパイ」の落ち着いたメロから歪んだベースラインとボーカル岸田さんのまさにロックンロールと言った歌声がぶっ刺してくる。

 

くるりは変わらないなぁと思わせる鋭さと安心感。そしてこれが粒の未発表曲を組み立てたアルバムであることは驚きに拍車をかけます。

 

7曲目のインスト曲ダンスミュージックからの8曲目の怒りのぶるうすでは90年代ロックを感じさせるどことなく奇妙なリフとブルースの進行そして岸田さんの唸り。Giant fishは間違いなくこのアルバムのキラーチューン。

 

ラストの人間通で圧倒的な不安と後味の悪いコーヒーを飲み干したような感覚。しかしその味がすぎ去った、逃げ切ったような安心感を得て一言。「良かったな。」なんていうアルバムです。映画を1本見たいがそんな時間はないなって時にたまに聞きたくなるようなそんな1枚です。

 

 

 

では2枚目

 

 

 

ZOO!!/ネクライトーキー

 

 

 

メジャーデビューアルバムであり2枚目のフルアルバム。1stのONE!があまりにも、とんでもなく名盤でぜひ聞いて欲しいんですけどこのアルバムはONE!よりも聴きごたえがあるなぁと感じます。

 

実はこのZOO!!の前にMEMORIESという朝日さんが石風呂として作った曲の、いわばセルフカバーという形で発表されたアルバムがあるんですがこれまた大名盤。いわば石風呂のベスト盤とも言えるので納得なのですが話したいのはそこじゃなくてボーカル、もっさの"進化"が作品を経る度に止まらないし聞き手にもガッツリ感じるんですよね。

 

MEMORIESのインタビューで「石風呂さん、朝日さんのMEMORIESじゃなくてそれを聞いてた私のMEMORIESなんです」という言葉の通り曲は確かに一緒だしサウンドはもちろん似てるんだけど、それでも、もっさが曲を完全に自分の歌にしてる感覚があるんです。石風呂さんの歌を歌うボーカルじゃなくて自分の歌を歌うんだっていう決意や覚悟をMEMORIESから感じてのこのZOO!!なんです。

 

1枚目先行発表された夢見るドブネズミはネクライトーキーらしさの詰まったリード曲。そして2曲目にこれ持ってくる?!って思うくらい激アモ曲、放課後の記憶。ただ構成としてわここに夕方があることにとても意味があると思わされる作りになってます。

 

そして4曲目夏の暮れにはもっさの作詞曲。僕はここで号泣しました。野球の打順とかと似たような感じでアルバムの曲順もとても大事だと思うんですけどMEMORIESを経てもっさがこの歌詞を書いて4曲目に据えたことはネクライトーキーにとって、このアルバムにとってのキーだと言えます。

 

深夜とコンビニからの虫がいるの流れ、ぶつ切りなようで日常感が上手く描かれた最高の演出。からのMV公開曲ぽんぽこ節。朝日さん曰く"発作"と呼ばれる曲。タイトルから歌詞も曲の流れも何もかもぶっ飛んだ曲で一気に思考を持ってかれます。からのインディーズ時代の名曲涙をふいての再録!泣いた。

 

最後の最後までネクライトーキーや色んな思いが乗っかった最高のアルバム。ここまで流れが完璧なのに捨て曲もない。是非聴いてくれ。

 

 

 

 

そして3枚目

 

 

 

hope/マカロニえんぴつ

 

 

 

マジで度肝抜かれた。これは本当にすげぇ。

 

タイアップを順調にこなしてきた彼らですが泥臭さにみがきがかかってきていて。ストリングスを使った楽曲やエモーショナルなギターワークとTHE青春な歌詞はストレートで飾らないロックンロールを演出してます。

 

感覚としてはユニコーンに近いんですよね。キーボードを巧みに使った楽曲もあれば歪ましたギターのバッキングが映えるロックもあって。ずっと心が掴まれてます。語彙力無くなるレベルですき。

 

レモンパイやヤングアダルト、ブルーベリーナイツ、恋人ごっこなどの曲たちはみなタイアップで使われてきた曲ですがしっかりとアルバムを支える核を担っです。音楽的な遊び心がすごい捨て曲もないアルバムです。是非。

 

 

 

というわけで3枚紹介してみましたが…

 

 

 

皆さんの中にもこのアルバム良かった!って1枚があればいいなぁと思います。細かく語る隙をなくしてしまいましたがボイコット/amazarashi、ceremony/king gnuの2枚も確実に名盤だと思います。

 

 

 

人の評価はともかく自分が出会った1枚がお気に入りなったりしなかったりを考える。そんな音楽に費やす時間が皆さんにあればなと思って筆を置きます。

 

ほなまた!