すふのスイカ牧場

えんえんと。つらつらと。

お前ら今通り生きてたら絶対聞かへんやろから俺が教えといたる。なバンドを語ろうの会 #0 騙された思って全マシ言うてみ?

 

 

 

どうもお久しぶりのすふでございます。

 

 

 

なんか書けへんかなぁとか思ってたところに降ってきましたこのアイデア。知る人ぞ知るよりはすでに有名やけど多分今の環境なら知ることはないでしょうというバンドを紹介して行こうというアレです。

 

 

 

しかし今回…長くなりますが、先にこの記事というか僕がバンドについて話す前提として話しておきたいことがあります。今回はそれで終わりです。

 

 

 

実際皆さんロック好きですか?と聞くと、好きやでと言う人の方が多いと思いますが、どのバンドが好きですか?と聞くとやはり中々答えにくい方が多いです。

 

 

 

『オドループはすきやけど他は知らない。』

 

 

 

新宝島なら…』

 

 

 

『消してー!!!でしょ?』

 

 

 

これらの対象となるバンドが好きな身としてはこういう認識、とてもありがたいです。

 

 

 

中学の頃は


『俺BUMP好きなんだよね』ってやつの目の前で分別奮闘記を歌ったときのキョトン顔がたまらなかったり、

 

『私セカオワ好き!』ってやつに世界平和の歌詞を送り付けたりして快楽を得ていたり、

 

なんとも尖っていましたが…今はそんなことはありません。代表曲と言える皆に共通してわかる曲が一つでもあること、これは凄いことなんですよね。

 

 

 

ただ…『許せない』とは思わなくなりましたが『勿体ない』と思うようになりました。『代表曲だけ知ってる』悪くは無い。それでいい。でも、やっぱ勿体なくない?それだけでアーティスト好きって言うの自分苦しくない?苦しくならないからそうなんだろうけど、僕には少しそんな人達が悲しく思える。

 

 

 

書く曲全部ヒット曲、アルバム全曲有名!ってバンドいますか?あなたはサザンオールスターズの8枚目のアルバムの5曲目、知ってますか?僕も知りません。ちなみに"死体置場でロマンスを"でした。すげぇタイトルやな。とまぁこんなふうに日本の元祖国民的ロックンロールバンドでも知られてない曲があるわけですよ。

 

 

 

当たり前なことですが、上の死体置場でロマンスをも好きな人は知ってますよね。アーティスト好きいうてもフレデリックはベースとギタボが双子みたいな小ネタなんか覚えなくても、音楽聴いとけばええし、今はサブスクでサクッと聴ける技があるのに、ここまできてアルバムを聴く人が少ない。

 

 

 

アルバムのことも作品って言うのは何故でしょうか、それぞれにタイトルが与えられるのは何故でしょうか。そのまんま、みんな作品なんですよ。曲の順番、コンセプトがあるから歌詞やサウンドに出るし、フルで聴き終わったあとの感覚はそれは最後の曲の感想ではなくアルバムの感想であるはずです。僕の中で、初めてのアルバムを聴き終わるとまるでライブが終わったような感覚なんですよね。

 

 

 

何度も言います。アルバムは作品。そしてシングル曲やタイアップ以外にアルバムをアルバムたらしめるために生まれてきた曲たち。彼らも作品です。そのバンドの、あなたの好きな曲を生み出したバンドの。まだ聞きたくなりませんか?他の曲。もしかしたらそのバンドに飽きる、失望するかもしれません。でもそうなったとして、あなたは都合よく好きな曲だけ聞いていればいい。

 

 

 

音楽は結局聴く側の主体になるのは仕様なので仕方ないことです。都合よくて全然いいし、向こうも都合よくしてもらってる中で刺さってもらえれば、それがお金になって帰ってくる。彼らはそれで生活してるのだから否定できない程度にはプラスになります。ただ都合よくなるのが早すぎる。

 

 

 

なんか早とちりっていうか生き急ぎっつーか。『コンビニのレシートにホットコーナー100円引きのクーポンが着いてくるのになんとなく急いでレシートを貰わなかった』みたいな。それくらい損してると思います。ファミチキが80円になるのにもらわないのはだいぶ損。

 

 

 

だからこそ、これを思いつきました。アルバムでアーティストを判断する感覚。これが身につけば中途半端に曲かじって聞いてプレイリスト作って…ってでもいいですが、こんな気分だからこんな1枚ってのか決まってくると、3分で終わるその1曲よりも4~50分同じ気持ちで寄り添ってくれる音楽がそこにあることに気づく。とても素敵ではないですか?

 

 

 

アルバムってとても良いんですよ。もちろんこれじゃねえとダメだろとか本当に思わないです。そら長年の感覚って抜けるものじゃないし、みんな忙しいし、1曲ずつって手っ取り早いのは事実です。

 

 

 

もういいですかね。これくらいで。

 

 

 

とりあえず騙されたと思ってそのアーティストの特製、食べてみませんか?初めて入るラーメン屋で美味いかもわからんのに全マシしてみませんか?食べきれんかったら残してええから。でも食べきれたら満足します。

 

 

 

点数をつけて行くと最初は割と0か100です。点数が間を取り始めるのは好きなジャンルやアーティストが好きになったあとの2枚目が微妙だなって70点、でも3枚目で1枚目を超えてきたから相対的に1枚目の点数が下がり、みたいな。

 

 

 

僕はこれがめちゃくちゃ楽しいから、みんなに少しでも名前を聞いたバンドはサブスクで聞いて欲しいしYouTubeのMV、違法ライブ動画(ほんまはアカン)を漁って見て欲しい。

 

 

 

そして次回に続きます。っていうか次回から本編です。今回読まんくてええかも。(笑)でもここまで読んでくれたんほんまにありがとうございます。僕のロック感って感性全振りでもないし理屈全振りでもない、いい違和感を保ってる。これは完全にサカナクションの影響。またそんな話もしたいですね。ということで今回はここで終わりとさせていただきます。

 

 

 

それではまたどこかで。