すふのスイカ牧場

えんえんと。つらつらと。

お前ら今通り生きてたら絶対聞かへんやろから俺が教えといたる。なバンドを語ろうの会 #1 NOT WONK

 

 

 

誰もが通ったことある『マイナーバンド聞いてる俺かっこいい病』にずっとかかってる。

 

 

 

昔はとりあえず皆が聞かないバンドを聞いていれば良かったんだけど、歳を重ねるにつれ親の影響で…って俺と同じようにカートを神と崇めるやつがいたりマーシーになりたい奴がいたり。

 

 

 

そしたら何をするかって、次に来る!とか俺だけがしってるやべぇ若手バンドってのを探し始める。

 

 

 

キュウソとかヤバTとか岡崎体育とかはかなり最初期に見つけてた。あとそっからアルカラの影響受けてた。いろんな関西のバンドはこのバンドの稲村さんが『お前ええやん!』っていろんなフェスやライブに誘って本人達のライブに自分で足を運んで。そういうかっこいい大人達がロック嗅覚でかっこいいバンドを引き抜いて今が出来てる。そうやって新陳代謝を繰り返すんだから辞められねえよな。

 

 

 

そんな僕の新陳代謝、呼吸の中で見つけたバンドたちの中でやっぱり何個か紹介したいって思ってくるバンドがある。これやべぇんだ。マジで。すげえ。なかなか感動を感想に出来ないから人に教えてどうなんだろう?って聞きたくなる。そんなブログです。

 

 

 

今回は『NOT WONK』です。

 

 

 

北海道苫小牧出身のスリーピース。ソウルとかパンクの影響を受けながらエモやネオシティポップな雰囲気を漂わせてる。まさに『過去』を取り込んで『今』を生み出してるバンド。懐かしさ溢れるサウンドに、柔らかながらエッジのきいたボーカル加藤さんの声はすぐクセになり彼の世界から片手をぐっと掴まれる。

 

 

 

このWONKって単語はアメリカのスラングガリ勉なやつとか面白くないやつみたいな意味らしくて。それでNOTってついてるから退屈なやつじゃないって意味かなぁ。パンクらしい。

 

 

 

たまに『日本人なんだから英語使わないで欲しい。』っていう人がいて。

 

 

 

パンクやメロコアで英語を使うバンドの方が多いんかな。っていうのが今の背景にあって、実際作曲作詞の加藤さんは高校生の頃にパンクオンリーのライブに無料で招待され、そのカルチャーの暖かさに出会ったから。と話してる。

 

 

 

日本語の力を僕は信じてるから英語にもその力があることは分かる。結局は言語だから。ただ僕が英語をネイティブに話せたとしても日本語の方が好きかもなって思うのは純粋に僕の贔屓。

 

 

 

そんで英語を使うことだけど、こういう意見もある。「海外のまね」って言い方。かと言ってJ-POPに寄り添えば「それじゃ通用しない」って言う。そんなこと誰も考えてねえよなぁ。好きなことしてんだからそりゃ誰かの影響はうけるよ。

 

 

 

このバンドはそれを体現してる。「真似」と「影響」は違う。真似なら前には出てきてない。真似から自分の形に取り込んで吐き出してる。それは誰がなんと言おうと自分だし、このバンドはその影響を受けているであろう元をしっかりと捉えることが出来ながら他のジャンルとの融合を感じる。

 

 

 

実際パンクを軸にオルタナやらなんやら古きよきを取り入れて新しさにしてる。

 

 

 

とりあえず聞いてみて欲しい。

 

 

 

youtu.be

 

 

 

何かを感じたら多分その何かはきっとあなたの心に残る。そんな不透明さこそ人の考えじゃないでしょうか。なんか、そう言う人臭さが出たバンドです。僕はこれがめっちゃええと思うから。

 

 

 

ちょっと時間かかってやっぱこのバンドにしようって日をまたいで書いたからぐちゃぐちゃやけど。俺すげぇこのバンド好きです。

 

 

 

またどこかで!